ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


素敵な

昨日の言葉。
必死に思い出す。
必死に思い出す。
さて。
書こうか。













ただ人は人恋焦がれ
ただ間違いは正しさと区別され
ただあくまで多数が好しとされ
ただ僕は凶行をかくそうもしない


舞台転換
在る独白


殺してやる:こんな日に
誰を殺そう:月の下で
殺してやるよ:寒さに富んだ街中で
殺してやろうか:ああ、誰彼とも分からず
殺すよ、必ず殺してやるんだ僕:人々はそ知らぬ顔で歩いている
殺すという大切な言葉:君はどうだろう、悲しさ?
殺さないと皆が泣いてしまうさ:こんな蒼い夜に
殺してやる:そう、殺してやる
殺してみせる:うん、君が、弾ける位、分かるよ
殺すよ:君は構わない人間じゃないさ
殺す、お願い:そういう優しさが好きだよ
殺す:そうだね
殺す:好きさ
殺す:大丈夫
殺してみせる:うん
殺す:だから、また、さようなら
殺す:つまりは
泣いてなんていないよ:泣いてなんていない
だって今から殺すんだから;殺人鬼の人間性は否定され
今から殺す:人にも知れずに泣いている




「殺してやるんだ」