たくさんのものを見てきた。
すばらしいものを見てきた。
そして僕はそれらに倣い、何かをしたいと思い続ける。
何かを伝えたい。
それだけなのに。
うまくいかない。
体のだるさは抜けない。
言葉が成り立たない。
どうしよう。
何も考えてないのかな。
結局この世界で僕は何を働きかけることもできないのかな。
辛いな。
辛いよ。
少しでも。
体のだるさは熱に変わっていく。
詩を。
書きたいんだ僕は。
ただ、込上げてくる
胸の奥の光熱
四十八の世界
一つだけのあなた
思い出は忘れないから
光だけが越えて
赤い欠片鳴いて
線は細く伸びて
星空は綺麗すぎて
惚れてまたも別れ
何か響く世界
だから瞑り、そして
「此処と星」