ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


剥がれて

何もかもなくなって。
人も誰も信じなくなって。
何もかもなくなってしまえば。
いいな。
もう誰にも愛されずに居る自分を認めてしまおう。
つらいならつらいと言おう。
ひとりぼっちと。
煙ばかり絡み付いてくる。
詩だってなんのため。




世界は優しいよ
僕にはとっても優しいよ
だけどそれだけ
もういない


何も望まないんだ
誰にも何も望まない
だから嘘つき
言いくるめ


そして気丈演じ
綻び望み手が震え
へたくそなのね
わかってる


もう何もわからない
生まれなければ良かったの?
最初の最後
一人きり




「そういう話」