ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


街灯から人の顔が。
こっちをみて気持ち悪そうに顔をしかめてそっぽを向いた。
ごめんなさい。


僕の声が僕を責めます。
「何でまだ生きてるの」
と責めます。
「何でそうやって逃げてるの」
と責めます。
「何で死んでしまわないの」
と責めます。
「何で人と関わろうとしてるの」
と責めます。
「何で人に迷惑をかけてるのにきづかないの」
と責めます。
「何でお前を見て嫌がっているのにきづかないふりをしてるの」
と責めます。
「何でそんな気持ちわるいの」
と責めます。
「何でそんなに汚いの」
と責めます。
「何で笑っているの」
と責めます。
「何で感情を持とうとしてるの」
と責めます。
「何で忘れたふりをしてるの」
と責めます。
助けてください。
全て本当のことばかりを行って僕を責めるんです。
助けてください。


人殺しは人殺し。
木偶の棒は木偶の棒。
気持ち悪いゴミはそれ。
変わることはないようです。


詩。
吐き気はなはだしい。



優しすぎて
眩しくて
この汚さを
認めてもらえず


どこへ行くんだろう


痛い痛い
とっても痛い


晴れた
何も晴れない


笑い声が
遠ざかって
自分から
離れて嫌になり


どこへ行くんだろう


この結末の
所在は
私は
この僕は
今ここは
責めるのならば
僕だって出来るけど
この結末は
この終焉は
木偶の棒




「30」




少年が
踊っている
僕が殴り倒し
何度も刺し
いくら笑っても


性と凶暴性が
繋がらない僕は
晴れず
ただ
何度も殴るだけで
ばらばらになった両腕は
元に戻りはしない


少年よ
そんなに僕が憎いのか
少年よ
首より下はないくせに




「そういう」