ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


いる

のか。


逃げ場は。
僕の逃げ場はいつだって僕ひとりぼっち。


みんないいひとだ。
ひどい人間だったな。


みんな幸せになればいいのに。
な。


逃げてばっかりの人間なんて今すぐ消えてしまえば。


僕は症状をおさめるために今日もネットで文章を吐き出しています。
症状?
それは失礼。
僕は何の病気にもかかっていない。
精神も大して悩むほど深くない。
いたいたしいだけ。
大げさ。
ただいじいじして甘えてるだけ。


なんで。
どうして。
消えてもまた明るくなるのね。


僕を僕だと思わないで下さい。
僕はただの今の一時の気まぐれです。
幸せな生活、恵まれた生活の中狂ったふり、精神に異常をきしたふり、鬱のふりをしているだけの目立ちたがりやです。
かまってほしいだけです。
本当につらい人に心から申し訳ない。
もはや生き恥。


ごめんなさい。
本当に御免。


何でまだ。
こんな場所にいるんだろう。
こんな所で笑っているんだろう。
生きているんだろう。
生きてしまっているんだろう。
ほらまた失礼。不謹慎。
こうやって落ち込むたびに他のつらい人を侮辱してる。
僕の生命自体そういう人に対する侮蔑。
ひどい人間だなぁ。
本当にひどい人間だなぁ。
許して下さい。
「許してなんて貰えないぞ」
「おまえはすぐにそんなことをいう」
「足りないものなんてないくせに」
「人にとっての一番になりたいと空を観て」
暗転。
人に大切にされたい?
人の一番になりたい?
すべてを独占したい?
狂人のふりしてどうする。
何が変わるっていうんですか。


詩。なんていって。
誰も読まないこんな場所でさえ見返りを求めてる。




切って
痛いかな
できずに
またまた
切って
切って
切って
切って


助けて
聞こえますか
このこえが
聞こえますか
助けて下さい
救い出して下さい
僕よりひどい人間のいる場所へ
僕が思い存分笑える世界へ


勇気など
ない
何も
ない




「朝の意味」