ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


今日はじめましてでもさようなら

当たり前だけど。


逃げてる。
逃げては駄目。
負けては駄目。
弱くては駄目。


僕は人を見ない。
人を勝手に美化してみる。
だから人を理解できない。
神格化した人にばかり囲まれているから。
誰とも仲良くなれない。
根本を理解する事が出来ない。
それは僕が自分に卑屈だから。
美化された自分を他の人に押し付けているから。
人の汚さを余り見ようとしないから。
それすら良い点としてしまうから。
息苦しい人間。
僕。


何処まで話そうかな。
何も話す事はないけれど。
人がわからないくせに自分の事を分かってほしいと思う人間ですよ。
人を求められないくせに求めてほしいと思っている人間ですよ。
人を誤解して傷つけているのに人に誤解されたり傷つけられる事を何処までも嫌う人間ですよ。
矛盾。
自己中心。
僕。


倒れても僕。
書きかけて。
詩。
し。
詩。




黒く塗りつぶすこの部屋は
楽しい思い出が一杯
人と話して喜んだ
人が笑って喜んだ


黒く塗りつぶすこの部屋に
みんなの優しさが一杯
人と人が認め合い
人と人が抱きしめる


黒く塗りつぶすこの部屋は
彼がいないだけで一杯
あなたとあの娘が微笑んで
二人はすぐに恋をする


黒く塗りつぶすこの部屋が
要らない人なら彼だけだ
一人煙草を吸う男
仲良くできず距離を置く


黒く塗りつぶすこの部屋は
嬉しい出来事がいっぱい
集まるだけで楽しめる
距離を置かずに楽しめる


黒く塗りつぶすこの部屋を
みんなは忘れしまうかな?
確かに思い出あったけど
確かに楽しかったけど




題して「真っ黒な部屋」です。
それでは。