ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


こない

痛みって何だろう。
僕はひどく痛がりやなので、うまくはいかないのです。
強い人にはなれません。
痛みに耐えられるほど偉大な存在にはなれない。


一日が歪んでる。
もはや必要とされていない。
どうしよう。
どうしたらみんなに嫌われないですむんですか。
自分の意見なんて、思想なんて今や必要とされていない。
どれだけ人にあわせられるか。
どれだけ我慢が出来るか。
どちらもできない劣等生である僕は。
上手くなじめないままのようです。


僕はきっと優しくなんてない。
人が恐いだけ。
人の顔色をうかがっているだけ。
自己嫌悪甚だしい。
だからこそ自己愛甚だしい。
そんなナルシストに傾いている自分に吐き気。


詩だってきっと。
その一つ。
他の人には苦笑いを浮かべられ。
間違っていると明らかに分かる代物。





記号による蹂躙は何より弱さを際立たせ
痛みを与える事に寄る冷静さも獲得できずにいる
もはやこの景色を見る事すらも辛いのです


吐き気を催すほどの漠然と駄目な木片に
誰か痛みを投じて手足を奪い去る事により
踏み込む先を与えてはくれないのだろうか


享受等もはや望む事すら傲慢だ
ただ愚かに同じ事を悔やみ続けるだけ
迷惑のかかる前に消えられなかった不憫さを


暗転
復唱
逃亡
消滅




題して「片隅で」です。
それでは。