ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


昨日の僕。自分のための行動をした結果。

涙目になってくれた。
僕を僕だといってくれた。
だから哀しいはずはない。
だからこれ以上望んじゃいけない。
なのになんで僕は。
僕は傷つけてしまったのかもしれない。
負担はきっとかけてしまっている。
何もしなければよかったのかもしれない。
僕がすることはそのひとにとってはかわいそうなことに違いないのだろう。
じゃあ僕はどうすればいいんだろう。
きっとあの人には負担だろうけど、じゃあ僕の気持ちはどうすればいいんだろう。
いつものように耐えればよかったのだろうか。
いつものように笑ったふりをすればよかったか。
何も伝わらないままで死んだほうが良かったのかしら。
駄目だと分かっていたけど、期待したまま終わってしまったほうがいいのか。
関わらなかったほうが良かったのか。
いなかったほうが良かったのだろうか。
あの人はきっと強く優しい人だから。
僕のこんなわがままも耐えてくれただけなのかもしれない。
僕の見てないところでは嫌悪していたのだろう。
吐き気もきっと。
汚らわしさに身震いを。
そう考えると僕は本当の極悪人だ。
優しいふりをして人を傷つけて。
自分の好きな人にさえ気を使わせて。
ストレスを与えて。
幸せを願ってるくせに幸せにできなくて。
酷い。
酷いな。
僕はもう。
なんでこんなになっちゃったんだろう。
昔の考え方のほうが正しかったのか。
愛されるはずもない人間を知っているのに。
知っていたのに。


やっぱり哀しいのかな。
自分が悲しいって言って、他の人を考えずに。
バカみたい。
自己中心的な精神。


諦観。
でも結局。
心もとないから、何かを求めてしまうんだろうなぁ。
贅沢だ。
傲慢だ。


きっともう。
実感すらないのかもな。
この気持ちすら、不都合すぎて、どうしようもない。
詩……か。
こんなものなのに。
何で僕はまだ書いてるんだ。
伝わらないものなんて。
何の価値もない。
独りよがりの何も感じられない、こんなものを。




何もなく
つらつらと
意味不明
意義はなし
終焉凡庸
僕の果て


傷つけて
辱め
汚れてる
不愉快だ
見がたいそれが
全部僕


自己愛で
省みず
苦しむは
周囲だけ
酷く醜い
僕の果て


その最果てに乗り込んで
消えてしまえばいいのにな


戯言だ
終焉で
役立たず
木偶の棒
それが僕
僕の果て




題して「汚れてしまった」です。
それでは。