ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


ああ

どうしようもないね。君。
無理しなきゃ生きられないくせに、無理できるほど強くなくて。
笑っていなきゃ哀しいくせに、笑っていられるほど強くなくて。
役に立たなきゃむなしいくせに、役に立つほど強くなくて。
駄目だね。
それじゃあもう駄目だね。
詩。




価値のない構想を
繰り広げている頭の中
全ては思い通りに
しかしながら悲劇的に


二度と見えず
人には褒められ
慰められて
心は晴れて
明日といって


価値のない構想を
繰り広げている頭の中
彼女も今や僕のもの
かわいそうな人で通る僕


何度もいって
人に撫でられ
抱きしめられて
心は晴れて
過去だといって


価値のない構想を
繰り広げている無価値それ
誰も人とは見てくれぬ
ならば何を信じられよう


解答はない
はじめから、ない




題して「ある生命活動」です。
それでは。