ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


平和で

平穏で
仲良くて
幸せで
楽しくて
思い通りの世界。
です。
狂ってる。
狂ってる。
狂ってる。
狂ってる。


指が潰れました。
かきむしって。
すっぱい匂い。
怖い怖い。
怖いよ。
助けて。
助けて。


あはははははは。
体の関係を求めて求めて。
それがどんなに平穏な事か。
それがどんなに救われる事だったのか。
精神の上の共有なんて考えるんじゃなかった。
酷いぞ。
怖い怖い。
一番怖いのは誰?
何で僕が怖いっていうの?
僕は怖くないよ。
僕は怖くないんだよ。
僕は普通だ。
僕は人間だ。
僕は異常者じゃないです。
僕はきちがいじゃないんです。
何で信じてくれないの。
僕は普通だ。
僕は普通だ。
僕は普通だ。


詩を書いてるだけなのに。
危険思想? 狂ってる?
怖い?




カミソリが
十六分割してる時
僕の目は
もはや球体ではありません


白い水
紅い糸に絡む時
骨髄が
損傷を起こしているのです


愛の人
僕の姿をみましたか
声をかけずに逃げましょう
怖い怖いと逃げましょう




題して「なくと」です。
それでは。