死にたくない。
と体中で感じながらお決まりの毒を吸う私。
もっと綺麗な体になりたかったの。
中身はもうねどうでもいいけど外作りが造形的にもっともっと。
それにしてもこの毒は唾液で大分吸いずらいわね。
ははは。気づけばこんなにやせ衰えてるじゃないの。
臭い。
嘔吐したもののにおいがする。
服からは普通の変わらない匂いだからきっと私から。
毛穴から出てきてるのかしら。
おっとよろめいた。
すぐにガタガタになるのね。
鏡の向こう側はなんだか怖い。
野獣みたいなんですもの。
野犬みたいなんですもの。
ははは。分からない事をいってるな。
元にもどらないと。
書くもの。
詩。
退屈だって言ってると
聞こえない声が聞こえます
灰ほど軽く生きましょう
ささやか怒りを散りばめて
見られる感覚ほしくなり
飛べない夜は限りなく
巻かれた父よ友人よ
咳が止まらず床ふせた
見慣れなく磨かれた
否定された指先に
題して「バター色の休日」です。
それでは。