ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


何気ない

何の気分も無い。


飛びたい。
空を飛びたい。
青い空を自由に飛んでみたい。


少し乱れた形が変に絵になる。
不安はいつも何か抱えているけれど、容易に忘れる事が出来る。
造形的に美しいものばかり。
敬意と共に嫉妬も。


がんばれ。
がんばれ。
もっとがんばれ。
まだがんばれ。
もうすぐだから。
もう少しだけ。


大切な事はたくさん、たくさんある。
本当に大切ならばきっとすべて守れるはずなんだろう。
思うことは積もっていい感じ。
これなくして僕は文化的になれない。


意味を問う会話。
そういう会話にずっと憧れていたのかもしれない。


詩。
少しの言葉。
表現方法の改善。
物語をこめて。
伝えたい事を作って。
共感性に配慮して。
落。
上を目指して。
受け入れられる事を考慮して。
認められることを祈って。




私の名前は。
空白を置いて閉じこんで
私の名前は。
中身の軽さに思わせぶりで


クリーム色のカーテン
光は差し込むこともなく
返らない返答
妄想は次第に現実味を帯びて


私の名前は。
しゃべる間に考えようか
私の名前は。
とっさに思いつけばいいんだ


窓を開けてみるとそこは
アパート小屋の七階ぐらい
待ち飽きた返答
愛する人を作り出しては


私の名前は決定された
もとあるものなどもはや足りずに
私の名前と一緒に私
構築しきってしまおうやっと


珍しく光差し込む
チョコレートのような匂い
暗く痛い匂い
しかしまだ滞っては無い




題して「トリス」です。
それでは。