ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


永遠を誓う事

だめだ。


区別なんてない。
人と人との間の境界線。
もうだめだ。


眉間が冷たくなるような感覚。
眩暈に溺れそうな感覚。
何も無いのに。
だからこそか。


悶々と悩んでるね。
うらやましい。
って言われた気がした。
悩む事で自己陶酔に陥っていてうらやましい。
って僕には聞こえた。
現にそうか。


もっともっと駄目になってしまおうか。
酒に溺れてしまおうか。
煙草も吸い始めて体を壊せば。
病院にも行こうかな。
そんなもんじゃないって言われる。
聞こえない声は聞こえないままです。
今聞こえているのは僕が思っていることに違いない。
僕が思い出す過去に違いない。
でもそれと相手をしている気分。
相手に疲れてしまったよ。
何となくたまる疲労感。


愛して欲しいな。
愛情を下さい。
抱きしめてください。
ないな。
こんなのないな。


平気そうに見えるでしょ。
平気かどうかなんて誰にもわからないから。
態度に示せばいいだけだ。
それだけに過ぎない。


詩か……
才能はない。
技術も無い。
感性も乏しい。
じゃあ何をすればいい。
僕は何でこの思いをみんなに思い知らしめる事が出来るのだ。
教えて欲しい。
誰か。
落葉樹のように広大。
それだけ。




色あせて今
滞りまた
消え去ってなお
またとない機会


あくびしてただ
見つかって泣く
思い出もあっただろう
気づけるはずだったろう?


見えないで
それだけで
飛べない空
雲限りない
雨降りの日に
たださよならと
またとない機会
またとない気持ち


溶け落ちてまた
いつだって紅
夢が覚めたなら
流れ落ちて零れ落ちて
紅のコスモス
病みさった空



題名題してつまりは「そして灰色の自分」です。
それではまた。