ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


あなたの色は

さてさて心が廃れた日も、
生きることが辛くなった日も、
自分の無力さに気づいた日も、
他人に嫉妬を抱く日も、
他人に腹が立った日も、
人に迷惑をかけた日も、
命の大切さを感じた日も、
自分の努力を認めてあげた日も、
優しくなれた日も、
強くなれた日も、
いつか恋に落ちた日だって、
何一つ変わらずにここにいる事が出来そうです。


何も見えてないふりをしている僕。
見えているものを全て否定している僕。
堕落している事が当たり前になっている僕。
それすら良しと考えている僕。
ただ泣いている僕を認めているだけの僕。
畜生、と呟いてる。


心をきれいにした後で、
詩を一つ書いてみたらきっと、
優しい言葉が出てくる気がして。
書いてみたい。
そんな言葉を。
落としてみたい。
そんな言葉を。




伝達手段は須らく
私の命のともし火ばかり
ただそれこれがここにいる
油脂にまみれて成しあがる


私は醜く歪んだ笑みを
抱きしめながら足を挫いて
狂気を即した文章で
素敵な世界を描いてみたり


その紫色の膨張は
鋭さなんて信じない
私は荷物になる事を
躊躇するべき事でもなくて
挙句の果てには優しさだって
意味在る言葉の群だって
そんなに素敵なものじゃない
そんなに強いものじゃない


だけども気持ちを伝えたい
私の祈りを伝えたい
偽りなどなく須らく
与えて消えてしまいたい


消えてしまった石碑には
そんな事でも描いてるかしら
私の生きてる道のりで
見つける事が出来るのかしら




題して「道端の石の果て」です。
それでは。