ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


急に

怖くなりました。
なんだろうこの感覚。
いきなり現実を知ったような、
実は帰る場所が無かったような
自分の腕が急になくなってしまったような
そういう感覚。


人に対して優しくいたいと思う。
それだけは変わりたくないと思う。
でも口にしていないと馬鹿な僕だから忘れてしまいそう。
気づけば人を傷つけてしまいそう。
これからの人生それを出来るだけ防ぎたいな。
出来ればもう。
でもそうしようとするほど人と間隔を置いて接してしまう。
だから僕はどうもうまくいかない。
仲良くなりたいと思うほど人を傷つけて。
やさしくあろうと思うほど人と疎遠になっていく。
結局僕は人付き合いが根本的に苦手なようだ。


言葉も所詮借り物です。
僕というものの表現。
僕はただ好きなものを選び続けただけ。
どうすれば自分の最も核心をついたものが作れるだろう。
文章でも絵でも音でも体でもなんでもいいんだけれど……
難しい問題だ。
だけど今僕に動かせるものは言葉でしかなく、
其れに頼らざるを得ない僕はどんどん言葉を使いこなす事も出来ず自分を忘れてしまいそうになる。


どうもありがとう。
僕の詩は本当に落ちるように産みだされる。
感情がこもりきらないまま。
これじゃあ自慰と変わらない。




私の左腕には偽善者を巻きつけ
たくさんの約束が指を貫く
道は限りなく大きくて
海は今にも爆発しそう
何より私は衝動超えて
震え怯える存在だ




題して「空虚を嘆き」です。
それでは。