ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


限界

というか、僕の思想はもうすでに矛盾を隠しきれずになる。
視野の小ささにうんざりする。
ほら禁止事項がなくなった。
できることがなくなった。
ただ誰もいけないことだと思ってやらなかっただけ。
それをわざわざひっくり返してまわり傷つけて作品という。
ああ消えたい。
本当に消えたい。
消えてしまいたい。
誰かの記憶からも。
何かないかな。
僕が僕を許せる要素が。
僕にひとつでも在るかな。
ないからこうやって過去が自分を責めるし、命が僕をあざ笑うし、憎しみまで抱いてしまう。
僕は僕を許せない。
心から憎い。
たくさんの大切な人の命を奪った。
挙句に平気な顔して生きている。
だから許せない。
なぜ生き残っているのか。
何で生き残っているのか。
それが悔しくて仕方ない。
悔しくて悔しくて……
人を殺すという事は良くも悪くもその人の命に自分の命をかけることだと思う。
おそらく僕のその相手は、自分自身だと思う。
たちの悪い人間。
だからこそ全てのものに対して何もかもうまくいかない状況に陥ってみたい。
それはきっと空を飛ぶのと同じぐらいすがすがしくて。
何より思考をうしなう。


素敵だ。素敵だ。素敵だ。
何もかもがこんなにも台無しだ。
強さを手に入れる方法は無限に在るのか。
それとも一つもないのか。
素敵だ。
消えてしまうという事でより存在を自覚している。
今確かに僕は僕であって僕ではない。
素敵だ。
何より救いがたい。
ほら殺すといってるのは実は殺されたかっただけか。


落下した。いや正しくはない。




飛んでいきます
進んでいきます
歩いていきます
這っていきます
どこまでも行きます
何をしても行きます
誰がいても行きます
何があっても行きます
行って行って行って行って
何が何をたどり着こうとしても
私は行きます
どこまでも行きます
飛んでいきます
這っていきます
失くしても行きます
気づいても行きます
私は行きます
誰が何を許して笑っていようと
私は行きます
どこまでも行きます
何をしても行きます
誰が泣いても行きます
どこまで行けど行きます
何を失っても行きます
私は行きます
食べてでも行きます
失っても行きます
明るくても暗くても
私は行きます
誰が泣いても行きます
何を失っても行きます
這っていきます
飛んでいきます
消えていきます
私は行きます
誰に何の許しを与えられようとも
私は行きます
必ず行きます
どこまでも行きます
必ず行きます


題して「殺意に満ちた自己描写」です。
それでは。