ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


肉詰めのパイ

なんだか酷く憂鬱で、消えてしまいたいと思うときが在るならば、
きっとそれは自分に向けた優しさの形なのかもしれません。
僕は自分が憂鬱だというのが許せなくて、
まるでそれは変人のふりをしたくてわざと落ち込んでいるような気分になるから、
なんだか別の言葉を捜しているのです。


球体関節人形がふとほしいと思ったりします。
何か新しい感覚を手に入れることができるような気がします。
でも、十字架や翼やそういうものを追いかけるのとはまた違うような気がする。
なんていうかゴシックな感じではないような気がする。
もっと本能的で自己陶酔から離れて、やさしさに溢れているような感じ。
特別思想などいらないと思う。
周りの人に敵意を向けたくないと思う。
冷静な判断がつかなくなってきています。
冷静だから正しいとは限らないのですが。
ただ僕の考えが今も闇の中にうずくまっているような錯覚に陥るのです。


自分が壊れない程度の無茶をして、
そして悲観の材料を探している。
なんだか情けないくらい詰まんない。
そんな感覚。


もしも空が飛べたなら。
もしも青さに混じれたら。
海と空に囲まれて、
染まりきることができたらなぁ。
汚れすぎたこの色を隠すことはできるのかな。
夢のような青さが頭をよぎります。


詩を落としていいですか?
このまま終わる前に。
少しだけ。




生臭く吼えて
咽るほどの気持ちになります
それでも現実は胃を振り回し
私に迫ってくるのです


そういう言葉が群集と
消え入る熱湯もう少し
はだけた皮膚に浴びせて戸惑い
漂う両手を取り戻し


紫色の鎧には
大事なものが詰まってる


限界を超えて
肉に混じった赤さに驚く


吼え続けた末
見えなくなった夢を探します
閉じた恐怖を忘れつつ
私が駄目になっていく


題して「大事な地下室」です。
それでは。