ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


ああ

恋愛のようなものなんだろうな。
こういう風に人と関係を持とうとすることは。
僕にはそういう恋煩いを人にかけることはできないけれど、その気持ちはなんだか素直に分かる気がする。


結局諦めのついてない生き方をしている僕。
それをこの前散々思い知った。
意外と単純に引きずっているんだな、と。
でもそういう感情があるって事だけで救われたような気もする。
人に無様をさらしても、それが僕の姿だということを隠していたいままでの僕よりは幾分かましな気がする。
できるなら記憶に残らないほど無様だった時に、どうか人に不快な思いや傷つくようなことをしていなければいいな。
結局はしてしまったことには変わりないけれど。自分の記憶の中だけでそういうことを知っておきたいから。


どうかもう僕の想いが叶わないことを認めてくれますように。
知り尽くしたことをいまさらほりかえさないときめたんだから。
友情に感謝。それだけで感謝できる。
それでは詩を一つ。


理論武装で
思想を擁き
割かし正しく
前に進めた


快楽だけをむさぼって
中身が抜けてなお触れる
自分の姿を見ないまま
思考を止める術を知り


しかしどうやら
一つの出会いで
支える両手が
悲鳴を上げた


在ると言う名の不条理に
私は愛さえ注ぎます
雫になっては呼吸する
過去は疲れを呼ぶけれど


大事という
言葉では
済まずに嘆く
糧なる居場所


言葉遊びはもういらない
余計な気持ちは醜さ募る
なにより大事な言葉なら
狂気を纏っていたいけど


決め付けることはもうやめて
赤く染まった星空に
祈りをかけて空を飛ぶ
勇気が出ずに膝を抱く


題して「部屋の隅の妄想」です。
それでは。