ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


いい日とは

僕にとっていい日とは。
誰にもいやなことをしなかった日。
僕はいつだって周りの人のことばかり考えているような気がする。
認めてもらいたいから何かを作っている。
ただそれだけ。


僕の根本は本当に単純なものでできているんだろう。
だから理由なんて何も……


ああ、もう一つ思い出した。
僕は人のしかめっ面が好きだったんだ。
これだけが何故かわからない。
僕の全て一つの理由による趣向の中これだけがただ唯一噛み合わない部分。
なんだか僕の性質にとっては特別なこの感情が少しうれしい。


でもそれすら叶うことはないだろう。
それが分かっていても、何も変えられなくても、気持ちを持つことはできる。
そうだとおもう。
そうなんだろう。


小説を書きたいと最近思い出した。
素直になりたいと思い出した。
でも何より今のこの状況を維持し続けることができれば僕はもう……
僕はもう……


感傷的になりすぎてはいけないとは知ってるんだけど、
僕はその感情をどうやら気に入ってるみたいです。
さて詩を一つだけ。


望むものなど
簡単に手に入ってしまうから
心の歪みが目立たぬように
そっと歩いて
そっと見つめて


産み落とされて
感情の波に巻き込まれながら
脆さも醜く抱けるから
一人に悩み
両手繋いで


綻び笑い
つまりは気丈さ身にしみて
喜びだけに痛みが少し
終結恐れ
避けずに嘆く


そっと歩いた
例え一人が慣れてしまって
大事なものに出会えず笑い
消えてしまえど
消えてしまえど


題して「大事さの塊」です。
それでは。