ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


抱えている罪ということ

僕は今日沢山の人に迷惑をかけた。
完全な僕のミスで。
いつだってそうだ。
いつも大切なことを忘れて笑って気づいて後悔して……
もうそんなことは繰り返さないって何度も何度も決意したのに。
何度も何度も光景を思い出しては泣いたのに。
何で僕はまた繰り返しているのか。
何で僕はまだこんなことをしているのか。


成長の糧?
運命?
そういう言葉で起きた出来事。
そんなものを信じないと決めた僕。
だからこそ決意したのに。


その決意が裏切られた。
僕は自分自身を裏切ったのだ。
そして僕を支えてくれた人を裏切った。
僕の記憶の中にいる沢山の人を裏切ったのだ……


それでも続く生活の中で。
僕はまた決意をする。
この決意をしていることはかわりがないのだから。
たとえこんな行為をしてしまったとしても。
僕が死ぬまでこの決意を揺るがすわけにはいかない。


だから僕は決して倒れない。
倒れるわけにはいかない……
詩を書きます。


劣等感に満ち
虫におびえる
私の周りに
寄り付く虫よ


おまえは私を
食らってくれるか
それともこのまま
そばにいるのか


異臭が響く
私の骨に
止めをさそうと
ふりあげたのに


気づけば汚れ
とる事だけで
何かできると
過去を忘れた


虫とこの血が
混じったならば
私は優しい
知らない人よ


満ちた空気に
羽音がつまり
なかなか外へ
出れないようです


題して「眼光のない虫」です。
それでは。