ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


ふと

映像はずるいと感じました。
いや僕の技量のせいですが……


こんなにも物事を示唆できる力が欲しい。
直接的過ぎては何も感じることができない。


僕は僕だ。
じゃあなぜこんなにも感情の居場所が分からないんだろう。


僕には本当に何もない。
本当に何もない。
人が進んでいく道を中途半端に足を入れて、
それを誤魔化すため狂った振りをしている。


だから何より人の一部になってしまいたい。
一部になりたい。
僕の体を全てばらばらにしてしまって、一部にできればいいのに。


僕の感情もばらばらにして、少しでも人に感動を与えることができればいいのに。


ましてや今このくだらないことを
目指す心のありかといえば……


屈強な精神などもてなかった僕が。
いつまでここにいるのだろうか。
それを考えるの一番辛い。


そして詩を一つ。


爛れた気持ち
押し殺す
そして年だけ
重なって
鏡を何度も
殴りつけ
何度も何度も
殴りつけ


想いはうまくは
いかないよ
腕には何も
当たらずに
三つに切断
無機的で
なんて綺麗な
骨と肉


虫が私を
食い千切る
空気のように
なる気持ち
ほら飛んでいく
窓の外
残った指先
目を閉じる


題して「症状」です。
それでは。