2016-01-23から1日間の記事一覧
青果齧って 紅を残せば 幼子の影も 甘く遠のく 膨らむ艶が 成熟を迫る 大人で在れ 相当に知れ 裸で泳いで 還りゆく夢 母の腹には 大海が有り 微睡む暦に 花が散るを 幸いと想う 気丈な君よ 「羊水の柘榴」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
青果齧って 紅を残せば 幼子の影も 甘く遠のく 膨らむ艶が 成熟を迫る 大人で在れ 相当に知れ 裸で泳いで 還りゆく夢 母の腹には 大海が有り 微睡む暦に 花が散るを 幸いと想う 気丈な君よ 「羊水の柘榴」