芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
清潔な鳥かごで 心臓に蕾を抱く 咲く頃合を知り 僕は目を細める 強く根が張れば 執着を吸い上げ 時折痛む合図で 日記が汚れてく 冷たい手を握る 貴方の淋しさに 僕は口を噤んで 遠い空を眺める 赤い花弁を望み 呼吸さえ諦めど せめて楽園へと 哀しみを拐かす…
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