ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


蹴る遠心で

遺精を喫して

離層を秘し

片思を隷した

 

五金を吐し

体型を害して

三孝を罰し

勃起を則した

 

得る見神で

期成を逸して

非想を理し

連詩を聘した

 

兜巾を伍し

外径を帯して

万考を察し

速記を卜した

 

 

「スラィス」

庭の遺矢で

遠郊を念じて

霊性に慶し

宮禁を理した

 

触る慢心で

模型に則して

奉送を投じ

待機に発した

 

岩の二死で

年縞を怨じて

渓声に隷し

琉金を規した

 

回る三振で

鼠経に目して

逃走を報じ

拝跪に達した

 

 

「ソォース」

律の思考で

旌旗に列して

天金に佞し

日課を契った

 

嵌る哀訴で

音信に惚れて

用紙を稿し

客窓を訳した

 

質の履行で

冷気に接して

粘菌に挺し

窒化を握った

 

余る廃沮で

本震に折れて

光子を擁し

躍層を攪した

 

「タァーン」

吐く大志で

蕩産を歩して

動悸を牧し

蛮行を諾した

 

列の嫌忌で

旧歓を利して

心思を逸し

演奏を摂した

 

綰く稗史

放散を賭して

望気を毒し

断口を縛した

 

決の連記で

流管を期して

印紙を叱し

戦争を閲した

 

 

「サァィド」