ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


帆翔の幕で

猛射を補して

謡言を党し

多士を病めた

 

肉の救解で

兼好を念じて

節気を隷し

留心を証じた

 

慢渉の箔で

放赦を模して

桃源を擁し

椰子を貯めた

 

菊の入会で

年縞を献じて

礫器を制し

就寝を領じた

 

 

「シャボン」

競る稔性で

入校を進じて

燎火で諜し

汀線を列した

 

罹る魔障で

盲射を剋して

往還に報じ

発会を按じた

 

練る専制

修好を任じて

弔歌で諒し

霊泉を徹した

 

罷る仮象

厚謝を沐して

包涵に応じ

圧壊を判じた

 

 

「ヴィラル」

善事の例で

履践を持して

超過で狂し

鶏唱を典した

 

猛攻の外で

砂海に回って

拝顔で圧し

音子に惚れた

 

連辞の贅で

自選を利して

教化で貼し

定昇を験した

 

送稿の許で

魔界に触って

愛玩で発し

本師に折れた

 

 

「不足の域」

未詳の乳で

展開に免じて

就寝を律し

令嗣を征した

 

回帰の旗で

補給に高じて

応射を浴し

野干を編んだ

 

致傷の道で

面会に転じて

留心を失し

生祠を隷した

 

敗毀の肩で

呼吸に報じて

容赦を臆し

阿寒を病んだ

 

 

「漏る隣人」