ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


苗字の乳で

貞操を銘して

計器を列し

離散で興じた

 

拝顔の垢で

恩恵に報じて

予稿を則し

搾取を遣った

 

弔事の道で

迷想を呈して

霊気を結し

起算で領じた

 

哀願の墓で

本刑に応じて

素行を浴し

扼守を去った

 

 

「渉る脳髄」

反抗の釜で

興起を歩せば

御産で浴し

薬種を握した

 

勝事の塵で

天壌を制して

溟海で令し

林冠を魅した

 

敢行の浜で

抛棄を濾せば

余算で臆し

悪酒を訳した

 

弔辞の尻で

戦場を挺して

霊界で瞑し

民間を利した

 

 

「腐る暗香」

拝啓の蛸は

東京を干して

濃化を興し

愛玩で訛った

 

帰心の水は

名師を献じて

隷従に接し

肖似を利した

 

大計の匣は

封境を吐して

押下を残し

内含で余った

 

未進の傷は

刑屍を免じて

棲住に列し

療治を死した

 

 

「絡む立処」

染む淫気は

叡算を煎じて

名辞で列し

立項で魅した

 

罹る拝贈は

奉仕で嵩じて

投函で伸び

内界を足した

 

忌む心悸は

聖餐を怨じて

零時で滅し

密航で利した

 

量る晦蔵は

行使で報じて

納棺で飛び

大海を成した

 

 

「貫く虫酸」