寝る雪花に
神漿を任じて
荊冠は列し
理解を供した
波束の種は
闘心に報じて
恩幸の森で
毎事を開けた
競る熱火に
人称を進じて
戻換は結し
規戒を領した
多足の翅は
方針に搭じて
問拷の檻で
哀辞を負けた
「陥る所在」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
寝る雪花に
神漿を任じて
荊冠は列し
理解を供した
波束の種は
闘心に報じて
恩幸の森で
毎事を開けた
競る熱火に
人称を進じて
戻換は結し
規戒を領した
多足の翅は
方針に搭じて
問拷の檻で
哀辞を負けた
「陥る所在」
胚子の痕で
桜唇に報じて
桃の棹歌は
淡交を蒔いた
芍の儀装は
現下を宣せど
嶮艱の贅で
尋思を期した
哀詩の鳩で
芳信に応じて
友の猛火は
満稿を綰いた
逆の詞藻は
戦禍を眩せど
前鑑の刑で
禁止を持した
「背く接着」
元の校紀で
感信を舞えば
太始を生し
農耕を富んだ
兵の憐情で
療治に表して
已還で歯し
青果を閲した
事の猛気で
慢心を飼えば
乃至を足し
登降を呑んだ
霊の変状で
標示に了して
死姦で慰し
英華を摂した
「蝕む因業」
完全な股で
苗字を着れば
里巷を表し
胚子は濫した
戦士に撤し
闘争を則せど
興る農時で
年限を演じた
漫然な型で
享持を診れば
飛蝗を領し
礼紙は叛した
天使に接し
葬送を督せど
遺る往事で
淵源を念じた
「至る運星」
剥取の味で
恩賞を歩せば
猛気で督し
短剣を待った
肉の愧心で
犬歯は睡れど
正行に列し
林檎を証した
握手の恥で
本性を捺せば
投企で沐し
満臉を発った
菊の二伸で
念紙は煙れど
霊交に接し
神語を了した
「独善の富」
富の農外は
内含で焚いて
麦酒を訳し
余饒を牧した
姫の志向で
制止を偏せば
軽震を隷し
理性を供した
蚤の当該は
対顔で鳴いて
薬種を縛し
慕情を浴した
〆の肥厚で
斃死を選せば
励振を刑し
季世を諒した
「相関の秤」
妊産を信じ
繊指で念じて
抉る名香は
密書を慰した
太虚の浜で
逢遭に投じて
要義を抗し
花冠を約した
心算を任じ
撚糸で詮じて
巡る栄光は
一緒を魅した
廃墟の弾で
騰走に報じて
巧偽を擁し
夜間を攪した
「喘ぐ羅列」