ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


密送の釈で

正始を免じて

掲記を令し

林冠を供した

 

玄関の税は

上気で艤せど

表紙を寵し

抵抗を偏した

 

失踪の脈で

名詞を詮じて

例規を刑し

菌環を領した

 

全巻の芸は

暁起で辞せど

冢子を評し

平衡を典した

 

 

「ミックス」

還帰の雨で

往航を刻して

蚤の闘志で

貪心を鳴いた

 

詩魂を猟し

恋歌を摂して

盟の返送で

表事を魅した

 

安危の亀で

高校を臆して

富の脳死

難信を焚いた

 

離恨を賞し

戦火を列して

塀の面争で

苗字を秘した

 

 

「白き我欲」

慕情を督し

短所を縛して

配下の題は

同源を補した

 

貝の雑記は

憎心を剋して

権教を蘇し

最始を駕した

 

途上を牧し

万庶を託して

代価の灰は

法諺を度した

 

財の活気は

恒真を賊して

遜恭を後し

涯涘を鎖した

 

 

「裏腹の靴」