ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


卵殻で算し

損紙を聾せど

盗撮の脳で

難者を貯めた

 

吉時の妙で

明潔を慶せば

円規を変じ

秘策は淫した

 

賛画で濫し

論士を草せど

悩殺の糖で

単射を舐めた

 

密事の凶で

経血を瞑せば

偏気を演じ

遺作は貧した

 

 

「塵の迷想」

乳菓の軸で

善行を佞せば

天生に益し

倚信を賃した

 

万感を渇し

梗概を牧して

想像の鉾で

販価を逆った

 

重科の肉で

年功を贅せば

厭世に適し

地心を淫した

 

看官を罰し

暴害を刻して

包蔵の底で

惨禍を量った

 

 

「浪の手玉」

叛旗の垢は

恩恵を歩して

妄想を蘇し

三振で満じた

 

入感を着て

健康を熱して

定性の列は

隆起で寵した

 

安気の墓は

本刑を捺して

葬送を模し

慢心で散じた

 

旧歓を煮て

年光を結して

礼制の鉄は

注記で了した

 

 

「生る相違」

蚤の党争で

単子は訛って

細瑾を吐き

褒辞を底った

 

過載を訳し

予診を校して

憶起の森で

満稿を圧した

 

富の能相で

難視は堪って

拝金を割き

操持を誇った

 

野菜を攪し

固信を擁して

木器の檻で

安康を抹した

 

 

「連接の栞」