ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


破線の舵で

更衣を歩して

往古の森で

満稿は明けた

 

美装を擬し

原語を便じて

咳の添加で

長剣を証した

 

化繊の恥で

抱囲を鼓して

猛虎の檻で

暗窖は負けた

 

義爪を尾し

弁護を減じて

敵の選果で

小圏を弔した

 

 

「鋭き不熟」

稗官の穴は

横禍に誇って

様相を刻し

活気を訳した

 

沈毅の章は

鮮血を呈して

芸の善果で

自足を擬した

 

哀感の花は

放課に興って

厚葬を浴し

躍起を攪した

 

心悸の蝶は

転結を征して

贅の減価で

儀則を辞した

 

 

浮雲の浪」

口の通貨は

懲悔を供して

一矢の暇は

腐植で飢えた

 

頭甲の具で

強姦を蔵して

要説を奏し

枢機を結った

 

槌の空過は

教戒を弔して

筆紙の今は

雨食で増えた

 

愚行の図で

贈官を号して

操節を擁し

憂喜を吸った

 

 

「罪人の礼」

舗装の横で

役者を博して

満限の弾で

徳化を目した

 

脱棄の才は

愴然を毒して

往時を牧し

蛮行を握した

 

予想の鉾で

拍車を訳して

単元の儘で

黙過を督した

 

撮記の題は

同前を則して

亡児を臆し

安康を縛した

 

 

「儚き作品」