ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


神の薬室で

陽気を寇せば

糖の強姦で

崖下を帯した

 

廃罷の材で

造花を包涵し

殴傷の糊で

乃至を按じた

 

闇の核質で

後期を擁せば

業の投函で

対価を害した

 

在否の灰で

放課を贈官

脳漿の檻で

哀詩を難じた

 

 

「ヴリィ」

像の装荷は

賛成に坐して

肚の概説で

午前を歩した

 

端子の黴は

衡器を賭して

凹角の門に

満腔は赤った

 

躁の造花は

残生に挿して

柄の排泄で

保全を護した

 

幹枝の旅は

投企を濾して

妄覚の恩に

暗香は罷った

 

 

「渦の独学」

加算の翅で

逢遭し転んで

双児の凸は

対価を裁した

 

学の暗溝は

往還を護して

傍視を浴し

薬気を縛した

 

破産の鐘で

構想し滅んで

悼辞の卒は

災禍を帯した

 

悪の眼光は

強姦を推して

夭死を牧し

伐期を訳した

 

 

「蝕む調温」

大戦の釜は

向夏に点って

合刻の報で

背後を慨した

 

哀傷の縄で

能事は興って

同穴を則し

酸素を題した

 

開栓の弾は

棹歌に篭って

宝国の業で

外語を佩した

 

内証の泡で

往時は遺って

送血を毒し

断礎を裁した

 

 

「了る童話」