生傷塗れの
家畜の熱は
脳を壊した
貴女の盲に
自決華めく
不潔な病院
其の足枷に
佇む道理で
遡行遊泳の
心象検査で
切望が死ぬ
僕の運星に
淡き科学よ
強き静閑よ
必然を注ぐ
空虚の下で
「ロスト」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
生傷塗れの
家畜の熱は
脳を壊した
貴女の盲に
自決華めく
不潔な病院
其の足枷に
佇む道理で
遡行遊泳の
心象検査で
切望が死ぬ
僕の運星に
淡き科学よ
強き静閑よ
必然を注ぐ
空虚の下で
「ロスト」
糧の喚想を
僕は暴食して
蟻の暗鬼で
頬は熱ってる
密告の径で
難を嬲れども
塵の調教を
咳で煽起する
外の奏法で
弾は嘆息して
虹の任期は
繭を護ってる
変則の蛇は
糸を祈れども
別の弁証が
君を禁忌する
「サイン」
死兵の翅は
故里に罹って
苦き弾丸が
血汐で煮える
紅き烏は
垣を沸かせて
瞼の夢に
余接を描く
訳義の窓は
盲信で肥って
遠き歪曲が
哀詩に賭せる
聖き嵐は
痣を病ませて
菫の蜜に
訃報が沈む
「無益な実」
恐竜は泣く
密室に罹って
空の本性を
風月で紡いで
旅人の血は
高尚な甘味剤
花の兵機を
搾って専攻し
僕の縫合で
付録は喚いた
君の臓物は
闇夜に篭った
精血の詩を
等しく包涵し
警鐘が配る
知足の体操着
「熱の転調」
養殖の讃美で
混血する花は
夏に篭って
総説してる
君が黙る程に
淵は恣行され
秘録の天使
巻煙草の夢
愛染の後尾で
再構する骨は
脳に触って
還送してる
僕が護る儘に
冬は帰結され
破算の等比
脱感作の渦
「フラスコ」