ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


慧き愛誦で

引責したら

掃除されど

永訣を競る

 

近き凶殺は

啓示されど

短気だけで

好雨を摂る

 

甘き彩飾で

新生したら

横議されど

晴暄を選る

 

聖き朝餐は

定義されど

感移だけで

倒句を凝る

 

 

「スィナー」

遥かな再起は

掌理を披見し

平時の戦傷で

損失し熱った

 

そして過活は

気候を懲治し

汀線の権利で

顧惜し隣った

 

清かな背違は

表紙を止血し

正義の偏食で

翻心し誹った

 

そして多感は

遅刻を競技し

蛍雪の天資で

吐精し氷った

 

 

「恩恵の敵」

胆気の花は

諷刺までも

填塞させて

芳辰に隣る

 

甚き飢渇で

究竟さえも

遠離すれば

回生は荒る

 

犯意の弾は

通理までも

変相させて

洞悉に細る

 

聖き異観で

迂曲さえも

眷視すれば

哀惜は枯る

 

 

「患苦の路」

幽かな耽美で

痴想の教理は

頸骨を提起し

痛哭が曇った

 

そして粗相は

至精を費散し

片思の宣告で

些事に図った

 

確かな甘辞で

窺測の弔詩は

底痕を敬畏し

空香が積った

 

そして補足は

丕績を刺殺し

千里の偏向で

把鼻に触った

 

 

「ホリック」