甘く裁制で
視診せども
婉曲なれば
壮美を織る
深き通辞を
徒消すれば
否決しても
短気は奔る
慧く哀惜で
遺失せども
遷喬なれば
往時を剃る
強き風靡を
捕食すれば
知見しても
犯意は猛る
「竟の汚毒」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
甘く裁制で
視診せども
婉曲なれば
壮美を織る
深き通辞を
徒消すれば
否決しても
短気は奔る
慧く哀惜で
遺失せども
遷喬なれば
往時を剃る
強き風靡を
捕食すれば
知見しても
犯意は猛る
「竟の汚毒」
幽かな大疵で
調戯を矯飾し
締結し嫌忌し
交合し党した
そして不測は
品性の胃腺を
円鏡で返辞し
背理が荒れた
確かな懐裡で
教示を徴証し
経験し転移し
投獄し抗した
そして有相は
引責の飛雪を
偏曲で演技し
哀詩が腫れた
「仮令の慕」
確かな蟠結で
肥厚し挑起し
定義を変遷し
奉仕し隣った
なので才思を
弛緩し嬉戯し
譴責し清掃し
喪失し寇した
遥かな探見で
遅刻し憑依し
平時を転折し
統理し誇った
なので乖離を
飢渇し伺持し
宣誓し繋束し
貢進し相した
「ロジック」