翅は紅葉し
暗く復した
放逸の神を
際に罷免し
富が挨拶し
怨言の貞操
種は旺盛で
因子を積る
琴は配線し
深く狂った
感性の星を
昼に寄贈し
肢が統制し
転倒の永存
音は卓抜で
津波を祈る
「アート」
芸術幼女言語の最深部。
或いは美型詩の実験場。
無欠な飴は
怨恨で実り
明知の尾を
育成してる
不偏の殻が
空説しても
細い均整で
厚遇を省く
安易な鞭は
密謀で抉り
重荷の芽を
黙殺してる
仮想の冬が
変改しても
聖い包摂で
敗戦を好む
「落花回廊」
初産の端で
放置した雨
甚く憤慨し
永劫を経る
深奥な庭は
懐く性善で
幸の縫目を
念慮してる
背景の裡で
暗視した骨
古く隠顕し
変節を得る
肉厚な霜は
荒む難題で
主の才気を
先取してる
「天啓の尾」
失言した鳳は
永劫に再生し
凄絶な因子を
暗躍し雪いだ
稚拙な火焔に
刑戮が燈れど
正しい口吸は
荒野の追行ぞ
臆想した屍は
細心に閲読し
陰性な征路を
推察し遊んだ
苛酷な智能に
統制が煙れど
苦しい体熱は
月日の勾引ぞ
「不在の温覚」
可愛い花は
貧血なので
綺麗に深く
抱合を配る
穴が逃亡し
高く唄えば
餌を追視し
転生するぞ
歯痒い神は
混紡なので
不安に聖く
空説を屠る
富が挨拶し
薄く託せば
月を液化し
温存するぞ
「ファイン」