ウェヌスの暗号

韻を踏み過ぎてパーに成った。

芸術幼女言語の最深部。


或いは美型詩の実験場。


深雪の栄華は

淡く盛装して

素敵な淫戒を

恩怨で攫った

 

等しく退屈な

蓄膿症の葉は

舟の追伸さえ

吐息を奉じた

 

英断の審美は

狭く暗躍して

偉大な水滴を

裁決で犯した

 

正しく貧困な

半影蝕の血は

罪の紛失さえ

本意を投じた

 

 

「自然永別」

初産の端で

放置した雨

甚く憤慨し

永劫を経る

 

深奥な庭は

懐く性善で

幸の縫目を

念慮してる

 

背景の裡で

暗視した骨

古く隠顕し

変節を得る

 

肉厚な霜は

荒む難題で

主の才気を

先取してる

 

 

「天啓の尾」

失言した鳳は

永劫に再生し

凄絶な因子を

暗躍し雪いだ

 

稚拙な火焔に

刑戮が燈れど

正しい口吸は

荒野の追行ぞ

 

臆想した屍は

細心に閲読し

陰性な征路を

推察し遊んだ

 

苛酷な智能に

統制が煙れど

苦しい体熱は

月日の勾引ぞ

 

 

「不在の温覚」

可愛い花は

貧血なので

綺麗に深く

抱合を配る

 

穴が逃亡し

高く唄えば

餌を追視し

転生するぞ

 

歯痒い神は

混紡なので

不安に聖く

空説を屠る

 

富が挨拶し

薄く託せば

月を液化し

温存するぞ

 

 

「ファイン」