ライトポエムの最深部。


或いは美型詩の実験場。


野菜は騒ぐ

夜の欠陥に

脆弱を憎む

深く懐古し

 

平穏な皿で

論破を貴む

齧った嘘に

背徳が熱る

 

屠肉は偲ぶ

雨の血統に

情愛を磨く

強く幻視し

 

細密な舌で

美学を貫く

腐った恋に

渇望が唸る

 

 

「アレルギー」

砕けた玩具と

明晰夢で遊び

仮想の約束を

鮮烈に結んだ

 

永遠が静止し

憂世に還れど

安寧な友情は

弱音を護った

 

沈めた手紙と

走馬燈で泳ぎ

奇蹟の足跡を

懇切に繋いだ

 

運命が破滅し

常夜に廻れば

全能な愛着は

無限を辿った

 

 

「瞳の熱量」

夏の尊厳に

薄弱が干る

光彩は強く

宗教を語る

 

無闇な熱が

盲愛で導き

若い終極は

微かに燈る

 

花の感性に

祝福が縒る

亡骸は巧く

状況を煽る

 

健気な蜜が

天啓で慰み

聖い執着は

密かに悟る

 

 

「ルイン」

殺人鬼は睡る

強く安穏して

海底の言葉に

祝福を辿って

 

欠陥は親しく

天命も忘れる

無闇な満月を

気儘に連れる

 

地縛霊は踊る

淡く高揚して

楽園の音色に

感触を量って

 

失敗は優しく

聖痕も薄れる

健気な初花を

一途に触れる

 

 

「多幸な穢れ」

責任の鞭が

猛る都会で

君は苛烈に

有毒を孕む

 

醜い使命は

小銭で燈り

若い時間を

贅沢に葬る

 

暗鬱の蓋が

迫る白紙で

僕は一途に

亡骸を築く

 

幼い夢想は

言葉で縛り

弱い奇蹟を

切実に模る

 

 

「魂の傀儡」

英雄の凶器は

盲信で磨かれ

浅墓な生徒に

道義を囁いた

 

愉楽の学理に

体罰が紛れて

強き再結合を

深く肯定する

 

生贄の正気は

論式で拒まれ

乱暴な遊戯に

冥土を羨んだ

 

侮蔑の吐精に

制服が穢れて

遠き核爆弾を

永く切望する

 

 

デトックス

首輪を望む

僕の初恋は

悪夢で亡び

残痕に罹る

 

無垢な盃は

祈りに溢れ

判った舌が

闇を慰んだ

 

手紙を暴く

君の殺人は

侮蔑で紡ぎ

運命に縛る

 

不義な冠は

終りに優れ

誇った指が

雨を導いた

 

 

「断罪教室」